時事フランス語の入門 epubダウンロード無料
時事フランス語の入門
によって 石井 洋二郎
4.6 5つ星のうち(1人の読者)
時事フランス語の入門 epubダウンロード無料 - 内容(「BOOK」データベースより)本書ではまず、時事的な文章を読むうえで必要とされる最低限の予備知識や、普通のテキストを読むのとは違った注意点などを簡略にまとめたあと、最近の新聞・雑誌からとった記事の実例を、できるだけ詳しい注をつけて収録しました。
時事フランス語の入門の詳細
本のタイトル : 時事フランス語の入門
作者 : 石井 洋二郎
ISBN-10 : 456000188X
発売日 : 1988/12
カテゴリ : 本
ファイル名 : 時事フランス語の入門.pdf
ファイルサイズ : 28.1 (現在のサーバー速度は22.93 Mbpsです
以下は 時事フランス語の入門 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
フランスの新聞・雑誌を読みたい方には最良の入門書。序章でフランスの新聞・雑誌を概観する。どんな新聞・雑誌があるか、それぞれの沿革、記事の傾向・特色、読者層はどんなものか、が説明され、本篇では、政治、経済、外交、文化・芸術、各分野にわたって、合計45の文例が掲載されている。この種の本では、引用される記事が決め手だが、その点では申し分ない。新聞記事が24、雑誌から21本。いずれも手抜き・妥協のない本物のジャーナリズムの文章が読める。半分ほど読んだところだが、いずれも興味深い記事であり、著者の選択眼がひかる。記事によってはもう少し長く、と思わなくもないが、入門書の性格上、分量は程々に、それよりも出来るだけ多くのジャンルの文章に触れさせるというのが著者の狙いなのであろう。文例は見開き2ページで、これに語釈とすぐれた訳文が付く。出版は1988年12月だから文例は86,87,88年の記事が中心となる。最新の記事でないことを以って問題とする向きがあるかもしれないが、これは当たらない。時事フランス語といえども、10年や20年でフランス語の文章が変わるものでもない。他方、現におきている社会現象も実は根があって、少なくとも10年程度はさかのぼって見ることでより良く見えてくることがある。老獪なミッテラン政権下、シラク氏がどう対応し、コアビタシオンが維持されたか。貧窮移民と右翼台頭のつながり。欧州ディズニーランド・ドーバー海峡海底トンネル実現の過程でどんなせめぎあいがあったのか。チェルノブイリ原発事故の第一報はどうであったかなどを本書で読むことになるが、フランスという国がどういう国であるのかを、一定の時のスパンで考えることで得るところが多い。(なおシラク氏のもとでサルコジ氏がどう頭角を現してくるかなど、より新しい文例は、同著者による続編メディアのフランス語入門2005年出版を読めばよい。)実際の記事を読むのだから「入門書」とはいえ結構難しい。これよりやさしい他の入門書を求めて逃げ出したいところだが、踏みとどまって頑張ってみることにした。
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