海とヒトの関係学(2) 海の生物多様性を守るために epubダウンロード
海とヒトの関係学(2) 海の生物多様性を守るために
によって 秋道智彌
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海とヒトの関係学(2) 海の生物多様性を守るために epubダウンロード - いま人類は、海洋の生態系や環境に過去をはるかに凌駕するインパクトを与えています。そして、それは同時に国家間・国内紛争をも呼び起こす現場となっています。本シリーズは、編著者に、総合地球環境学研究所名誉教授 国立民族学博物館名誉教授 秋道智彌先生、笹川平和財団海洋政策研究所所長 角南篤先生を迎え、これらの海洋をめぐって起こっているさまざまな問題に対し、研究者はもとより行政、NPO、魚介類に関係する業界関係者から、海をキーワードに活動する市井の人たちに至るまで、多様な視座と論により考察し、その本質と課題を浮き彫りにしていきます。ヒト、ことに日本人は海との関係なしには立ち行きません、本書をお読みいただき、前向きに課題に挑戦する人たちの声を聞いていただくよう願っています。第2巻となる本書では、生物多様性保全のための取り組みについて、水産物の乱獲防止やゴミの清掃などの多様性を阻害する要因の排除、海洋保護区や人口魚礁の設置といった積極的な保全策という2種類の方策から考察をしていきます。
海とヒトの関係学(2) 海の生物多様性を守るためにの詳細
本のタイトル : 海とヒトの関係学(2) 海の生物多様性を守るために
作者 : 秋道智彌
カテゴリ : 本
ファイル名 : 海とヒトの関係学-2-海の生物多様性を守るために.pdf
ファイルサイズ : 24.98 (現在のサーバー速度は28.94 Mbpsです
以下は、海とヒトの関係学(2) 海の生物多様性を守るためにに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
現代の日本で海は、大半の人々の生活にとってはずいぶん遠く感じられるようになっているようである。本書でも触れられているとおり、海水浴を楽しむ人々の数は年々減っている(最近はピーク時の1/5)など、海と人間の関わりは実感しにくくなっている。しかし、拡大する人間の活動は様々な形で海に影響を及ぼしており、その影響が私たちの日頃の生活に確実にはね返ってくるようになっている。本書が第二巻となっている「海とヒトの関係学」シリーズの出版は、今まさに起こっている海の様々な異変と、人間の関わりを具体的に知るために好適な、時宜を得たものである。本書では、最新の知見が分かりやすく紹介されているが、とくにプラスチックごみと海の関係については詳しくとりあげられていて、大変興味深い。プラスチックごみが有毒化学物質を濃縮する働きを持つことには驚いた。また、表題にもなっている海の生物多様性保護と、海を利用して暮らす人々の複雑な関係についても考えさせられた。このほかにも様々な話題があり、海と人間の「今」を知りたい人にぜひ一読をおすすめしたい。
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